1年生の学級で [飛び込み授業]
子どもの声が変わる
ある学校へ。
1年生の学級で、授業させてもらった。
声は出ているが、力んでいる。
力むと、重たくなる。
力むと、スローになる。
力むと、表現できなくなる。
すべてにおいて、「脱力」は必要。
力みを取るために、子どもたちを笑わせる。
笑っているとき、自然に力が抜けている。
力が抜けたところで、音読指導。
音読となると、また力が入ってしまう。
『けむりのきしゃ』より。
ながれぼしが おちてきました。
を取り上げる。
子どもたちの読みを聴いて、
「この流れ星で、地球が壊れちゃうよ」
ものすごく力んで、読んでみせる。
爆笑。
きれいな流れ星。
願い事をしよう。
いくつもの流れ星。
私が、読んでみせる。
なかなか力みは、取れない。
頭でわかっても、体はもとのまま。
しかし…あるとき急に声が変わった。
「その声だよ!」
音読の声になった。
別人のようにきれいな声になった。