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メルマガ 10周年 創刊号より(学級創り編) [発信]

 
  メールマガジン 10周年 創刊号より


   学級崩壊がおこるわけ
   
   私は、教師になって17年目です。
  「頼むよ」
  といわれて、荒れた学級を担任することも多かったです。
   崩壊した学級を立て直したことはあります。
   でも、学級崩壊をさせたことはありません。
   
   今、学級崩壊が話題になっています。
   しかし、私にはどうもよくわからないのです。
   学級崩壊のとらえ方です。
   いろいろあると思うのですが、どれなんでしょうね。
    ・すでに崩壊していた。→立て直せなかった。
    ・すでに崩壊していた。→立て直した。
    ・自分が崩壊させた。→立て直せなかった。
    ・自分が崩壊させた。→立て直した。
    
   少なくとも、この4パターンがあるのではないでしょうか。
   雑誌などで見ると、最後のパターンが多いですね。
   自分でこわしておいて立て直す…?
   よくわかりません。
   
   いろいろな人の学級、授業を見せていただきます。
   見ていると、うーんと考えることが多いです。
   教師が、子どもを壊していることが圧倒的に多いんです。
    ・指示が不明確でよくわからない。
    ・さっきいったことと違うことをやる。
    ・いっていることとやっていることが違う。
    ・絶対許してはいけないところを許してしまう。
    ・どうでもいいところを、うるさくいう。
  などなど。
   これであれなかったらおかしいよ と思います。
   
   学級崩壊は教師がおこしている というのが私の考えです。
   プロは、自分の責任として考えましょう。
   
   今、学校創りに取り組んでいます。
   自分の学級だけよくなっても、ダメなんです。
   少なくとも、学校をよくしないと。
   
   そのうち、学校崩壊がおこるかもしれません。
   
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メールマガジン 10周年 3 [発信]


    メールマガジン 10周年 創刊号より

    提案 新しい形の授業

    最近開発した授業です。
    算数です。
    問題の解き方を、くわしく説明する(文章で)という指導をしていました。
    また、一人ひとり解き方の説明をさせていました。
    そのかいあって、子どもたちの説明はかなりクリアになってきました。
    あるとき、思いついたのです。
    文章でくわしく説明するのを、授業でみんなでやってみたらどうか。

    さっそくやってみました。
    全部ではありませんが、そのときの授業記録です。

   ___________________________________

    算数の授業  1学期の復習「分数の計算」 (6年生2学期) 

    みんなで問題を解いていく型の授業である。  
    日直が授業を始める。
    「問題を読みましょう」
    全員で問題文を読む。これも音読の練習になる。
     「今日はウからです」
    「イの問題を読みましょう」
    「5分の9わる5分の4」(全員で読む)。
     「これは、分数のわり算ですね」
    「アとイは分数のかけ算でしたね」
    「分数のかけ算は、どうやりましたか」
     「かけ算の場合、分母は分母、分子は分子どうしをかけます」
    「では、分数のわり算はどうやりますか」
     「逆数をかけます」
     「逆数は、4分の5だから」
    『ちょっと待って。逆数がわからない人もいるじゃないですか』
    「逆数というのは、どういうことですか」
    「逆数というのは、かけると1になる数です」
    「この場合、5分の9に何かをかけます。答えが1になるのが逆数です」
    「逆数にするためには、分母と分子を入れ替えます」
    「分母が5,分子が4ですから、入れ替えると4分の5になります」
    「4分の5をかければいいんです」
    「式は、9分の5かける4分の5になります」
    「分母は、9かける4で36になります」
    「分子はどうですか」「分子は、5かける5で25になります」
    「答えは、36分の25になります」
    「いいですか」
    「問題は、『積や商が9分の5より小さくなる式』を選ぶんだから、この2
     つをくらべます」
    「どちらが小さいですか」
    「これは、この前やったのと違って、分子が同じではありませんね」
    「分子が同じときは、どうでしたか」
    「分子が同じときは、分母が小さい方が大きかったですね」
    「この場合は、分母も分子も違います」
    「どうしたらいいですか」
    「通分して、分母をそろえます」
    「分母をそろえるにはどうしたらいいですか」
    「最小公倍数を見つければいいと思います」
    (以下、略)

    
   ____________________________________
   
    このような感じでやっていきました。
     ・一人一言の説明です。
     ・たくさんいいたくても一言で終わりにします。 
     ・多くの子が発言できます。 
    けっこうおもしろいです。今後、どのように発展していくか楽しみです。
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メールマガジン 10周年 2 [発信]

  
    メールマガジン 10周年  創刊号より

   
     新しい生活指導を目指して     
   
     今おこなっている生活指導で、子どもたちはよくなりますか。
     生活指導って、取り締まりですか。
     生活指導って、一斉検問ですか。
     罰によって子どもは伸びません。
     教師がいなくなると、見るも無惨になりませんか。
効果がないとわかって続けてはいませんか。
    「生活指導って難しい」
    「大変だ」
    で終わっているのが現状だと思います。
     生活指導って、教師が楽するためにやっているのでしょうか。
     私は、ずっと疑問に思ってきました。
     例えば、今週の目標。
     あれって、意味があるんでしょうか。
     自分で立てるのならまだしも、決められてしまうんです。
     人に決められて、それをやる…どうもげせません。

   
     試しに、今の逆をやってみましょう。
     教師と子どもの立場を逆転させるのです。
     子どもが、教師の今週の目標をつくります。
     例えば、「チャイムと同時に授業を終える」とか。
     1週間、厳しくチェックします。
     「先生、今の授業、チャイムが鳴っても終わりにしませんでしたよ」
     と、注意します。
     おもしろいでしょうね。子どもたちは喜んでやると思います。
     1週間後、あなたどんな氣持ちになっているでしょう。
     子どもの氣持ちが少しわかるでしょう。
     いやになるでしょう。
     だから、子どももいやなんです。
     私はやったことがあるのでわかります
     たまりませんよ。これは。
     でも、今まで自分が子どもにやっていたのです。同じことを。
     自分で経験してから、私は変わりました。
     
     今の生活指導を変えましょう。
     プラスの生活指導で行きませんか。
     さて、プラスの生活指導とは?
     効果は絶大です。ただし発想の転換と努力が必要です。
     楽して子どもを伸ばそう  こういう考えはやめましょう。
   
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メールマガジン 10周年 [発信]


     メールマガジン 10周年


    

     メルマガを発行し始めてから、10年がたった。
     もう、10年もたつ…
     この間、いろいろなことがあった。 
     創刊号を見てみよう。

    意識改革
   
    指導ということがわかっていないと、失敗します。
    ひどいときは、学級崩壊につながります。
    子どもがよくならない…ほとんどの場合、教師に責任があると思います。
   「そんなことはありません。私はがんばっています」
   なるほど、その人から見ればがんばっているのかもしれません。
    授業を見ると…それは空回りしていることが多いのです。
    例えば、チャイム着席です。
   「うちのクラスは、チャイム着席しない」
   「2学期になるのに、まだできない」
   と怒っている人がいます。
    どのように指導しているのかを聴いてみました。
   「『チャイムが鳴ったら席に着きなさい』って、何度も何度もいっています」
    私は悲しくなりました。これが教育界の現状なのでしょう。
    これでよくなったら、教師はいりません。これは指導ではありません。
    まずは、教師がチャイムを守っているかどうかを確かめましょう。
    多くの人は、終了のチャイムが鳴っても、授業を続けていませんか。
    教師が守らないのに、子どもには守らせよう これは傲慢です。
    いうことを聴かないのも当たり前ではないでしょうか。
    教師の意識、これはかなりずれています。
まずは、自分の行動を振り返ってみましょう。
    子どもには要求するのに、自分はやらない。
    自分はやらなくていい と思っていることがいかに多いか…
    自分の発想を変えない限り、何をやってもうまくいきません。
    発想を変えませんか。
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便利の裏側 [発信]


  便利の裏側

  メール配信システム
  A小は、「メール配信システム」を導入した。
  登録すると、お知らせが携帯に届く。
  予定が変更になったとき、これが便利。
  その説明をする。
  あらかじめ、プリントには名前、登録番号を書いておいた。
 
  世の中、便利になったものである。
  しかし…「便利」の裏側には何かある。
  「便利になると、大切なものが失われる」
  と思う。
  万能だと思わずに、利点を最大限生かす。
  弱点を他のことで補う。
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授業か学級づくりか 3 [発信]


 授業か学級づくりか 3

 ★学級での授業と出張授業
 出張授業では、関係をつくることからスタートする。
 学級では、じっくりと。
 出張授業では、その場で関係をつくる必要がある。


 ★極論
 「学級づくりができていれば、どんな授業でも成立する」
 これも、極論。
 「学級づくり」を大切にせよ ということである。

 最初はよくても、すぐ停滞する。
「伸びる喜び」がないからである。

 両輪か、竹馬理論か
 表裏一体か

 学級崩壊が増えている…
 法則化運動が提唱した技術ですら、知らない…
「えっ、勉強していないの?」
 教える先輩のレベルが低い。

 多くの問題を抱える教育界。
 まだまだ、苦難の日々が続くだろう。
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校内研究不要論 [発信]


 校内研究不要論

 今のような校内研は、あまり意味がない。
 「学級」が問題にされないからである。
 「子どもの育ち」が問題にされないからである。
 教科の特性、方法+子どもの育ち
 でないと、現場では意味がない。
 1時間の授業を論じて、意味があるのか。
 たまたま、よかったかもしれない。
 たまたま、悪かったかもしれない。
 大切なことは、「子どもを育てる」ことである。
 その授業までに、どのように取り組んできたか。
 授業後、どのように取り組むか。
 このような視点が、欠落している。
 授業が終われば「お・し・ま・い」という感じがする。
 打ち上げ花火的なのである。

 若手には、いろいろいいたいことがある。
 しかし…人は人。自分は自分。
 「聴かれたら応える」というスタイルでいきたい。



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授業か学級づくりか 2 [発信]

 
 授業か学級づくりか

 ★私の考え
 「授業を通しての学級づくり」
 私の指導案は、学級がベースになっている。
 純粋な教科の授業とは、一線を画する。
 深澤先生の言う「裏のねらい」がある。


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授業か学級づくりか [発信]

 
 授業か学級づくりか

 斎藤喜博以前…
 『やまびこ学校』に代表される。
 生活綴り方運動が主体。
 授業ではなく、生活作文が中心だった。

 「授業で勝負」といったのは、斎藤喜博である。
 誤解されやすいこの言葉。
 授業軽視の時代だったから、あえてこのようにいったのである。
 極論を、真に受けてはいけない。
 あえて、刺激的な言葉を使ったのである。

 「授業か学級づくりか」 二分法の考え方。

 「学級づくり→授業」 段階論。

 「授業の中で学級づくり」

 いろいろな考え方がある。

 「学級を育てているかどうか」が問われる。
 考え方の問題ではない。


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レベルダウンした教育界 6 [発信]

 
  レベルダウンした教育界 6
 
  ・子どもがなかなか席につかない
  ・子どもが授業にすぐ集中しない
  ・子どもが私語を授業中にしゃべる
  ・先生が説明し終わったことをまた質問してくる子どもがいる
  ・子どもが授業中に立ち歩きをする
 
  これらについて、考えていきましょう。
 
  根本的な原因は…
  「教師の力量が低い」
  これにつきます。
  力量が上がれば、ほとんどの問題は解決します。
 
  ★子どもが授業中にしゃべる
  つまり、私語の問題です。
  良い授業であれば、私語は減っていきます。
  「私語」は、バロメーターなのです。
 
  子どものせいにするか、自分のせいにするか。
  大きな問題です。
 
  私語をする時間を与えない授業が求められています。
  内容、システム。
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自分流の教育創りを進めていきましょう。

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